妹が私の彼氏候補を連れてきました
〇学校・図書室
◇放課後
「未来屋くんのノートすごい見やすいね」
「そうですか?先輩のノートも見やすいですよ」
約束通り私たちは放課後、待ち合わせの図書室で勉強会をしている。
「……」
「……」
もしかして……未来屋くんって頭いい?教えることがない。
「どうしました?」
「いや、教えることないな〜って。未来屋くんって頭いいんだね」
「そうですか?まぁ人並みには出来ると思いますけど……」
人並みって……その頭の良さだと私は人並み以下になるよ?
「字がすごい綺麗だけど習字習ってたの?」
「今は習ってないですけど、昔習ってました」
「未来屋くんの字、私結構好きだな……」
未来屋くんのノートの字に見惚れていると――
「俺の方が好きですよ?」
「え……」
昼間の初々しい彼とは違って、はっきりと自分の思いを私に伝えるその姿に不覚にもドキッとしてしまった。
◇放課後
「未来屋くんのノートすごい見やすいね」
「そうですか?先輩のノートも見やすいですよ」
約束通り私たちは放課後、待ち合わせの図書室で勉強会をしている。
「……」
「……」
もしかして……未来屋くんって頭いい?教えることがない。
「どうしました?」
「いや、教えることないな〜って。未来屋くんって頭いいんだね」
「そうですか?まぁ人並みには出来ると思いますけど……」
人並みって……その頭の良さだと私は人並み以下になるよ?
「字がすごい綺麗だけど習字習ってたの?」
「今は習ってないですけど、昔習ってました」
「未来屋くんの字、私結構好きだな……」
未来屋くんのノートの字に見惚れていると――
「俺の方が好きですよ?」
「え……」
昼間の初々しい彼とは違って、はっきりと自分の思いを私に伝えるその姿に不覚にもドキッとしてしまった。