妹が私の彼氏候補を連れてきました
第2話

お誘い



――光里side


「ねぇねぇ、いつからお姉ちゃんのこと好きだったの?」




とある休み時間、私はずっと疑問だったことを聞いてみる。




「本人にも言ってないのに、言うわけないだろ」



「えーいいじゃん」



「……」


「……なんかお姉ちゃんが居る時と居ない時で態度違くない?」



なんでこいつが1年の中で人気なのか私には分からないけど、そんな人気者はお姉ちゃんの前でだけあんなに笑うんだよなぁ。




「先輩以外どうでもいいからね」


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