妹が私の彼氏候補を連れてきました

○家・光里の部屋


コン――コン――



「はーい」


「ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」



「何?もしかして未来屋くんのこと!?私がいない間に進展あったの!?きゃーー!ついに本当に付き合うとか!?」





「待て待て待て!進展とかじゃないから!!」


「そうなの?」



危ない……。


風邪が治り完全復活した光里はまた暴走機関車になろうとしていた。




「未来屋くんって……その……1年生の中でも1番の人気なの?」



「うん、そうだよ?」



「じゃっ……じゃあ、ファンクラブがあるって言うのも」


「本当だよ?」




私の人並みライフが終了した。

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