妹が私の彼氏候補を連れてきました
パシンッ――



その手が弾かれる。



「俺の女に触るな」



背後からギュッっと包み込むように抱きしめられる。



知っている声なのにまるで知らない人のような低い声に威圧を感じる。




「お前、誰だよっ」



彼の威圧で少し怯む大輝。



「誰でもいいだろ。あんたは俺らにとって部外者でしかないんだ」



「部外者じゃねぇ。俺はこいつの幼馴染だ」




「幼馴染は部外者に入るんだよ。俺たちの関係になんでたかが幼馴染が介入してくるんだ?家族でもないのに」




「それはっ……」


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