妹が私の彼氏候補を連れてきました
高校に入って初めてできた友達、時田 凛。バスケ部のエースで運動神経がよく頭もいい、明るいムードメーカー。私とは真逆のタイプの人だけど、何故か気が合う。



「えー私も着いていこうかな」




「凛は部活でしょ?サボりはダメ」




「だよね〜」



それにしてもあんなにお願いしてくるなんて……何があるんだろう。





○家


◇夕方




「ただいま」



シーン



誰もいない。あんなに私に念を押してたのに自分はまだ帰ってきてないと?



自分の部屋へ行き、着替えて勉強道具を広げる。



まぁ帰ってくるまで勉強し――



バンッ!


「お姉ちゃん、ただいまー!」
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