妹が私の彼氏候補を連れてきました
第3話

音羽の両親

〇帰宅路


◇夜



「…………」



「…………」



あれからお互い何も話さず、ひたすら私の家へと歩いている。



ピタッ――



空気の重いまま家に着いてしまった。



「先輩っ……」



「はっ、はい!」





急に音羽の方へと体を向け、少し怯えた表情で話しかけてくる未来屋。




「その……嫌いになりましたか?」




「へ?」



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