妹が私の彼氏候補を連れてきました
恥ずかしくて、上手く息が出来ない。



「これ着ててください」



末来屋が来ていたパーカーを渡される。



「俺だけにしか見せないでください」


それって……。


「ここに居る男たちに嫉妬します」





キュン――



不覚にも嬉しいと思ってしまった。





「あれ?もしかして佐野さん?」



「……おぉ!大平さんも来てたんですね」



大平……まさか……。



顔を見てみると、そこにいたのは大輝の父。
< 74 / 142 >

この作品をシェア

pagetop