司法書士は看護学生に翻弄される
夜の時間
その日も、いつも通り食事を終えて、今日あった事をお互い話して楽しい時間を過ごした。
まだ9時過ぎだったが、ベッドに行きませんかと林さんを誘った。
「え……と。ちょっとくすぐったいかな」
林さんは優菜の額に手を置き軽く押しのけるようにガードした。
いつものように腕枕され、林さんの首筋に顔を埋めていた優菜だったが、今日は息を吹きかけ抱きつきながら、たくさん鎖骨のあたりにキスをしていた。
「くすぐったいですか?」
「そうだね……なんか……犬みたい……」
優菜はひどく落ち込んだ……犬って……。
「……い……ぬ……」
「あ、え……と、かわいい方のいぬ?」
冗談で言っているのか、優菜は悔しくて涙目になったので、くるんと反対を向いて、背中を向けた。
林さんはくすくす笑うと、ゆうなの肩を持ってもう一度自分の方を向かせた。
「今日は、もしよければ、少し君を触ってみたいんだけれどいいかな?」
優奈はウンと頷くと、期待を込めた目で林さんを見つめた。
触りたいって正直な気持ちなんだけど、なんか変態みたいに聞こえるね。と笑いながら優菜のおでこに唇を寄せた。
「キスもしたい。君にいろんなことをしたいけれど、この間みたいではなく、君は黙って僕にされるがままになっていて欲しい。頑張って気持ちよくさせるから」
優しい目で髪を撫でながら、林さんは優菜に了解を求めた。
「私も勉強したんです。ちゃんとを上手にできるように、友達にサイト教えてもらって……実践できるようにテクニックを頭の中に入れたので、頑張れると思います」
「……そっか……そうなんだ。楽しみだよ。でも……今日は僕に任せてもらってもいいかな?」
林さんが笑って、ぎゅっと私を抱きしめた。