『ル・リアン』 ~絆、それは奇跡を生み出す力!~ 【新編集版】
社員が少ないので社長兼企画部長兼なんでも課長としてフル回転で仕事に臨んだ。
アメリカの市場を熟知している現地のプロモーターや広告代理店と何度も打ち合わせをして、発売日とプロモーションを固めていった。
そんな時、思いもかけない、そして、信じられない幸運が舞い込んできた。
それは、キーボーからのビッグなプレゼントだった。
「あいつらが卒業祝いをしてくれるって言うんで、REIZのことを頼んだらさ」
くくくっと笑った。
「あっさり、OKだって」
また、くくくっと笑った。
しかし、なんのことかさっぱりわからなかった。
何がOKだって?
それに、あいつらって誰?
首を傾げるしかなかったが、キーボーはそんなことにお構いなく平然と言葉を継いだ。
「発売日が決まったら教えてくれって。すぐに飛んでいくからだって」
と言われても、なんのことかまったくわからなかった。
口を尖らしていると、彼はまたも平然と言ってのけた。
「発売日にジョイントコンサートをしてくれるってさ、ビートローリングスとクイーン・クリムゾンが」
はっ?
えっ?
何?
それって……、
ほとんど気絶しそうになった。
「彼らが前座をするってさ」
その瞬間、目の前からキーボーの顔が消えた。
アメリカの市場を熟知している現地のプロモーターや広告代理店と何度も打ち合わせをして、発売日とプロモーションを固めていった。
そんな時、思いもかけない、そして、信じられない幸運が舞い込んできた。
それは、キーボーからのビッグなプレゼントだった。
「あいつらが卒業祝いをしてくれるって言うんで、REIZのことを頼んだらさ」
くくくっと笑った。
「あっさり、OKだって」
また、くくくっと笑った。
しかし、なんのことかさっぱりわからなかった。
何がOKだって?
それに、あいつらって誰?
首を傾げるしかなかったが、キーボーはそんなことにお構いなく平然と言葉を継いだ。
「発売日が決まったら教えてくれって。すぐに飛んでいくからだって」
と言われても、なんのことかまったくわからなかった。
口を尖らしていると、彼はまたも平然と言ってのけた。
「発売日にジョイントコンサートをしてくれるってさ、ビートローリングスとクイーン・クリムゾンが」
はっ?
えっ?
何?
それって……、
ほとんど気絶しそうになった。
「彼らが前座をするってさ」
その瞬間、目の前からキーボーの顔が消えた。