貴方と花火を
相談
そして放課後になった。

今日は吹奏楽部がある日だ。

部活が終わって、同じ部活の花織とファミレスに寄る。

これは私達の部活終わりのルーティンだ。

花織は、2人きりになっても絶対噂については聞いてこない。

それは私のことをよく分かっているからこその優しさだ。

そこで私は相談をすることにした。

「涼平に次の日曜、暇か聞かれた」

「え!?あの涼平くんが!?______ごめん」

『あの』というのは純花と付き合っているという意味だろう。

その話を私の前では出さない方がいいと思っているからこその謝罪だ。

我ながらいい親友をもった。
< 14 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop