貴方と花火を
学校にて
翌日
NO side
灯と涼平は手を繋いで一緒に登校してきた。
2人の会話はカップルのそれだった。
花織はすぐに察して2人に駆け寄った。
周りの同級生は一瞬驚いた顔をしたが、今までの灯の性格から噂のことなど忘れて、2人の周りに立って質問をしていた。
灯達が登校してくるまで会話の中心だった純花は置いてけぼりだった。
屈辱とでもいうような表情で2人を見ていた。
終業式が終わると通知表が配られる時間になった。
とはいえみんな暇なので、新たに誕生したカップルについて話していた。
「涼平って漣と付き合ってるんじゃなかったのか?」
「いやでも、話聞く限り五十嵐と付き合ってる感じだよな」
「よく考えたら転校生よりずっと好きだって噂があった幼馴染と付き合ってる方が驚かないよな」
口々に言う。
NO side
灯と涼平は手を繋いで一緒に登校してきた。
2人の会話はカップルのそれだった。
花織はすぐに察して2人に駆け寄った。
周りの同級生は一瞬驚いた顔をしたが、今までの灯の性格から噂のことなど忘れて、2人の周りに立って質問をしていた。
灯達が登校してくるまで会話の中心だった純花は置いてけぼりだった。
屈辱とでもいうような表情で2人を見ていた。
終業式が終わると通知表が配られる時間になった。
とはいえみんな暇なので、新たに誕生したカップルについて話していた。
「涼平って漣と付き合ってるんじゃなかったのか?」
「いやでも、話聞く限り五十嵐と付き合ってる感じだよな」
「よく考えたら転校生よりずっと好きだって噂があった幼馴染と付き合ってる方が驚かないよな」
口々に言う。