きみの結婚式。
俺は精神科で心理療法を受けた。

その療法で、自分を押さえ込んだ。

ヨシュアという名前のうしろに
本当の自分を貼り付けて
ヨシュアという名前とともに生きた。

大学生になった。

となりの席になった子が話しかけてきた。

「ねー、けしごみゅ!かしてんてん!」

「え?」母さんと喋り方が同じだ……
こんな子初めて見た。

「いいよ」

「縷々。俺が貸すだろ」そして、横にいた男の子が、そのルルちゃんという子にボディータッチして、俺の女だから、ヨロシクって風に、笑った。
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