子犬系男子は待てを知らない
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ふぅ〜、スッキリした〜!
家に帰る頃にはなんとか平常心を取り戻し、ご飯を食べてからゆっくりとお風呂に入ったあたし。
濡れた髪をタオルドライしながら、爽快気分で自分の部屋に入る。
すると。
「ん?」
誰だろ。
ふと机の上のスマホの通知に気づいて手に取った。
「愛花?」
早速画面を開くと、【やほ】なんて短い文がそこにはあって。
【どした?】
あたしは〝こんばんは〟と書かれたお気に入りのキャラクタースタンプを送ってからそう続けた。
【やっぱり私の思ってた通りだったわね】
……思ってた通りって。
【なに?】
いったいなんの話しをして──。