恋の微熱に溺れて…
「次のアトラクションに行こ?」
慧くんの腕を掴み、次のアトラクションへと移動した。
何も考えずに動き始めたため、どのアトラクションにしようか考えていなかった。
「慧くん、次はどのアトラクションにする?」
全部、慧くんに投げた。自分で決められないのを、上手く誤魔化すために…。
「そうですね、さっき激しいアトラクションだったので、今度は落ち着いたアトラクションに乗りましょう」
そう言って、慧くんはメリーゴーランドに私を連れて来た。
確かにメリーゴーランドなら、落ち着いたアトラクションにぴったりだ。
「うん。そうしよう」
ゲートから入場し、乗りたい馬の前で止まった。
「京香さん、一緒に乗りませんか?」
慧くんにそう提案された。
ちらほらカップルを見かける。一緒に乗っているカップルもいるが、隣同士で別々に乗っているカップルもいる。
一緒に乗るのは恥ずかしいが、せっかくの慧くんの提案を断るのは心苦しいので、提案に乗ることにした。
「うん。いいよ」
「それじゃ、京香さんが前に乗ってください」
慧くんに言われるがままに、私は前に乗った。
そして、私が乗った後に、後ろから慧くんが乗った。
密着しているこの状況に、ドキドキが止まらなかった。
「それでは、スタート致します…」
ブザーが鳴り、スタートした。ゆっくりと回り始めた。
動き始めたのと同時に、慧くんが私の手を握ってくれた。
その手の温もりにばかり意識が集中してしまい、あっという間に終わってしまった。
ずっと密着状態は辛いが、名残惜しく感じた。
慧くんの腕を掴み、次のアトラクションへと移動した。
何も考えずに動き始めたため、どのアトラクションにしようか考えていなかった。
「慧くん、次はどのアトラクションにする?」
全部、慧くんに投げた。自分で決められないのを、上手く誤魔化すために…。
「そうですね、さっき激しいアトラクションだったので、今度は落ち着いたアトラクションに乗りましょう」
そう言って、慧くんはメリーゴーランドに私を連れて来た。
確かにメリーゴーランドなら、落ち着いたアトラクションにぴったりだ。
「うん。そうしよう」
ゲートから入場し、乗りたい馬の前で止まった。
「京香さん、一緒に乗りませんか?」
慧くんにそう提案された。
ちらほらカップルを見かける。一緒に乗っているカップルもいるが、隣同士で別々に乗っているカップルもいる。
一緒に乗るのは恥ずかしいが、せっかくの慧くんの提案を断るのは心苦しいので、提案に乗ることにした。
「うん。いいよ」
「それじゃ、京香さんが前に乗ってください」
慧くんに言われるがままに、私は前に乗った。
そして、私が乗った後に、後ろから慧くんが乗った。
密着しているこの状況に、ドキドキが止まらなかった。
「それでは、スタート致します…」
ブザーが鳴り、スタートした。ゆっくりと回り始めた。
動き始めたのと同時に、慧くんが私の手を握ってくれた。
その手の温もりにばかり意識が集中してしまい、あっという間に終わってしまった。
ずっと密着状態は辛いが、名残惜しく感じた。