恋の微熱に溺れて…
「お鍋の中身は何が入ってるの?」

「そうですね、お肉、ウインナー、肉団子、白菜、ネギ、もやし、きのこ...、等が入ってます」

どうやらお肉系がメインの鍋だ。それなら一通り食べてみたい。

「なるほど。それじゃ一通り、入れられるだけ入れてもらえると助かる」

「分かりました。入れられるだけ入れておきますね」

慧くんはお皿に装える分だけ装ってくれた。

「はい、京香さんどうぞ」

装ってくれたお皿を渡してくれた。私はそのお皿を受け取った。

「ありがとう。慧くんの分は私が装おっか?」

自分の分をやってもらったので、今度は慧くんの分を私がやりたい。

「いいんですか?それじゃお願いします」

今度は私が慧くんのお皿を受け取り、慧くんの分を装うことにした。

「食べたいものはある?多めに装うよ」

先程聞いてもらったお返しじゃないが、できれば慧くんが食べたいと思っているものを多く入れたい。

「そうですね、俺、ウインナーが好きなので、ウインナーを多めに入れてもらえると助かります」

慧くんの好きな食べ物が発覚した。ウインナーは確かに美味しい。特に鍋の汁が染み込んでいるウインナーは美味しい。

「了解です。ウインナー美味しいよね。私も好き」

早くウインナーが食べたい。涎が口の中で溢れた。

「京香さんも好きなんですね。美味しいですよね。足りなかったらまだ冷蔵庫にウインナーが残ってるので、追加で入れましょうね」

確実にウインナーだけが先になくなることが確定した。これは追加でウインナーをおかわりしそうだ。

「そうしよっか。いっぱい食べたいし」

好きな食べものはできるだけたくさん食べたい。それを二人で分け合いたい。

「そうですね。そうしましょう」

二人で楽しく鍋をつつき合った。あまりの美味しさに中身は全部食べてしまった。
鍋の中身を食べ終えた後はスープを残しておいたので、締めのラーメンをした。
ラーメンも美味しくて全部食べてしまった。さすがにお腹がいっぱいだ。
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