恋の微熱に溺れて…
「私はカフェモカと、食べ物はドーナッツとサンドウィッチにする」

なんとなく見ていたら、案外すんなり決まった。
あとは慧くん待ちだ。

「俺は…ブラックコーヒーと、同じくサンドウィッチと、あとはケーキにします」

二人共決まったので、食べたい物と飲みたい物を選び、注文した。
あとは届くのを待つのみ。待ち遠しくて。ワクワクしている。

「さて。待っている間に、軽くゲームしませんか?」

慧くんが、ゲーム機のコントローラーを取り出した。最新のゲーム機のコントローラーを。

「京香さん、普段ゲームとかします?」

ゲームはあまりやらない。スマホのゲームもしない。

「全くやらないんだよね。だから、やり方を教えてもらってもいい?」

「そうなんですね。分かりました。任せてください」

慧くんに教わりながら、ゲームをしてみた。
とても面白くて。待ち時間があっという間に過ぎていった。
そんなタイミングで、玄関のチャイム音が鳴った。

「ピンポンが鳴ったので、今、確認してきますね」

慧くんはソファから立ち上がり、その場を一旦去った。
デリバリーを取りに行ってくれた。それをテーブルの上に並べて、一緒に食べる。

「それじゃ、手を合わせて…。いただきます」

「いただきます」

まずは飲み物から口をつけた。カフェのコーヒーということもあり、いつも飲むコーヒーの何倍も美味しく感じた。

「…美味しい」

「はい。俺も同じことを思いました」

二人して美味しいコーヒーを堪能した後は、食べ物を食べることにした。
私はドーナッツとサンドウィッチを注文。とりあえず、サンドウィッチから食べてみることにした。
ちなみに私は、卵サンドにした。卵が好きだからである。
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