激流のような誠愛を秘めた神主は新米巫女を離さない
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翌朝。
彩陽は出社直後に神社のポストを確認した。
住所も切手もない自分あての封筒を見つけ、手が震える。
かつてのストーカーも、同じように封書を届けて来た。
警察にも相談し、あのときは大騒動だった。
まさか。
震える手で開封する。
見た瞬間、彩陽は悲鳴を上げて手紙を放り出した。
手紙はひらひらと空を舞い、地面に落ちる。
迎えに行くよ。
手紙には、ただそれだけが書かれていた。