野獣と噂の王太子と偽りの妃
「プリムローズ様、本当に申し訳ありませんでした。お恥ずかしい限りです」
夕食を終え、着替える為に部屋に戻ると、レイチェルは改めてプリムローズに頭を下げた。
「ううん、気にしないで。それにレイチェルとサミュエルが恋人同士だなんて、私も嬉しいの。今まで知らなくてごめんなさい」
「いえ!まさかそんな」
「教えてくれたらよかったのに。いつからなの?」
「それが…。昨年のクリスマスパーティーの日に殿下がプリムローズ様と一緒にお帰りになって、嬉しさの余りわたくし達、手を取り合って大喜びしたのです。プリムローズ様が戻って来てくださっただけでなく、殿下と婚約されたと聞いて、それはもう嬉しくて!夢のようねって、サミュエルと抱き合って喜んで…」
「じゃあ、そこからおつき合いを始めたのね」
「あ、はい」
真っ赤になるレイチェルに、プリムローズはふふっと笑う。
「とってもお似合いね。これからもお二人にはお世話になります。どうぞよろしくね、レイチェル」
「まあ、プリムローズ様。わたくし達こそ、どうぞよろしくお願いいたします。これからもずっと、殿下とプリムローズ様のおそばにいさせてくださいませ」
「ええ、もちろんよ」
二人は顔を見合わせて、幸せそうに微笑んだ。
夕食を終え、着替える為に部屋に戻ると、レイチェルは改めてプリムローズに頭を下げた。
「ううん、気にしないで。それにレイチェルとサミュエルが恋人同士だなんて、私も嬉しいの。今まで知らなくてごめんなさい」
「いえ!まさかそんな」
「教えてくれたらよかったのに。いつからなの?」
「それが…。昨年のクリスマスパーティーの日に殿下がプリムローズ様と一緒にお帰りになって、嬉しさの余りわたくし達、手を取り合って大喜びしたのです。プリムローズ様が戻って来てくださっただけでなく、殿下と婚約されたと聞いて、それはもう嬉しくて!夢のようねって、サミュエルと抱き合って喜んで…」
「じゃあ、そこからおつき合いを始めたのね」
「あ、はい」
真っ赤になるレイチェルに、プリムローズはふふっと笑う。
「とってもお似合いね。これからもお二人にはお世話になります。どうぞよろしくね、レイチェル」
「まあ、プリムローズ様。わたくし達こそ、どうぞよろしくお願いいたします。これからもずっと、殿下とプリムローズ様のおそばにいさせてくださいませ」
「ええ、もちろんよ」
二人は顔を見合わせて、幸せそうに微笑んだ。