冷血男子の甘いヒミツ
私スーパーにお菓子とかその材料買ってきたけど、住む地域が一緒だったりすると似てるって聞いたことあるけど、
似たような人がいるなんて本当だったんだ。
「何、じっと見て」
百瀬くんに声をかけられて、ハッと我に返る。
「あ、え、えっと、私と似たような材料いっぱいあるなって…!私これからスイーツ作るんだけど、もしかして〜と思って」
「……俺のじゃない。…妹用」
「あ、妹さんいるんだ」
百瀬くん、お兄ちゃんなんだ…。
兄妹いるのっていいなぁ…。
「あんたもこれからスイーツ作るの?」
「うん!今日インスタでアップされたあまおうさんって言う人が紹介してたシフォンケーキ作るの!」
「……ふぅん、あっそ」
あ…知らんフリされちゃった…。
百瀬くんって、“冷血王子”って言われてるけど、あながち間違ってないかも……?
「俺妹待たせてるから先帰る」
「あ、そうだよね。妹さん、待たせてるんだっけ?えっと、じゃあまた明日!」
「……」
挨拶を返さずにスタスタ立ち去った百瀬くんを、ぼんやり見つめる。
……挨拶なし、か…。
最後まで素っ気なかったなぁ…。
けど、あの感じからすると、やっぱりみんなが言ってることは本当みたい。
“女嫌い”とか“冷たい”とか。
……でも、ただの女嫌いじゃないと思う。
妹さん思いみたいだし、話しかけたら一瞬鬱陶しがってたけど、一緒に話してくれたし。(迷惑だったんだろうけど…!)
次いつ話せるか分からないけど、また話せる機会あれば話してみよう。
「って、あ、私もそろそろ帰らないと…!夕飯の準備もしなきゃだった!」
シフォンケーキ早く作らなきゃ!
似たような人がいるなんて本当だったんだ。
「何、じっと見て」
百瀬くんに声をかけられて、ハッと我に返る。
「あ、え、えっと、私と似たような材料いっぱいあるなって…!私これからスイーツ作るんだけど、もしかして〜と思って」
「……俺のじゃない。…妹用」
「あ、妹さんいるんだ」
百瀬くん、お兄ちゃんなんだ…。
兄妹いるのっていいなぁ…。
「あんたもこれからスイーツ作るの?」
「うん!今日インスタでアップされたあまおうさんって言う人が紹介してたシフォンケーキ作るの!」
「……ふぅん、あっそ」
あ…知らんフリされちゃった…。
百瀬くんって、“冷血王子”って言われてるけど、あながち間違ってないかも……?
「俺妹待たせてるから先帰る」
「あ、そうだよね。妹さん、待たせてるんだっけ?えっと、じゃあまた明日!」
「……」
挨拶を返さずにスタスタ立ち去った百瀬くんを、ぼんやり見つめる。
……挨拶なし、か…。
最後まで素っ気なかったなぁ…。
けど、あの感じからすると、やっぱりみんなが言ってることは本当みたい。
“女嫌い”とか“冷たい”とか。
……でも、ただの女嫌いじゃないと思う。
妹さん思いみたいだし、話しかけたら一瞬鬱陶しがってたけど、一緒に話してくれたし。(迷惑だったんだろうけど…!)
次いつ話せるか分からないけど、また話せる機会あれば話してみよう。
「って、あ、私もそろそろ帰らないと…!夕飯の準備もしなきゃだった!」
シフォンケーキ早く作らなきゃ!