純愛ストーカー~溺愛彼氏が浮気疑惑をはらすために追いかけてきた
「……香水はたまたま?」

「あれは……俺がメイコの家に会いに行っても、前のように喜んでもらえなくなった気がしたから。少しでも意識してほしくてつけただけ」

「え?」


斗真が意識していたのは、私? 


「だから真柴さんにやきもちを妬いてるメイコを見れて嬉しかったんだ。やばい相手だとは知らなかったとはいえ、気もないのにやたら話しかけた俺もバカだなって反省した」


ど、どうしよう……。絶対に納得のいく説明なんて聞けないと思っていたのに。


見事に一本に繋がった。斗真は私を裏切っていなかった。
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