純愛ストーカー~溺愛彼氏が浮気疑惑をはらすために追いかけてきた
ひどくしていいって言ったのに。私のことを気遣いながら、体に触れてくる。


「痛くない?」

「うん……気持ちいい」


繰り返し抜き差しされる指。くちゅくちゅと水音が部屋に響いて、声があがる。


「もういい……いいから……そんなことしなくても」

「ダメ。久しぶりだから。メイコに痛い思いをさせたくない」


そう言って、濡れている部分に口をつけて吸う。舌で転がしたり、また吸ったり。私が弱い部分を徹底的に攻められて、何度も達した。


「斗真、お願い……もう」

「俺も限界」


ゆっくりと挿入されて、それだけでガクガクと体が震える。斗真の首に腕をまわして、好きだと何回も繰り返し伝える。


「好き、好き、好きなの」


そのたびに、突き上げるスピードが速くなる。悲鳴に近い声が勝手に出る。それでも好きだと叫ぶ。


「二度と離さない、逃がさないから」


斗真の言葉に私はキスで返す。

足りない。もっと、もっと、好きだと伝えたい。愛していると伝えたい。


「愛してる、斗真、愛してる」

「メイコ、ちゃんと伝わってる。俺も愛してるよ」



どこまでも優しくて。
私を溺愛してくれている。


その夜はお互いを貪るように求め合った。窒息しそうな長いキスも快楽に感じるくらい。愛しく見つめられて、幸福に包まれる。


この世で最も幸せなのは、私たち二人だと思うくらい。


ーーーー……

後日。斗真は今後のことを考えて転職した。セキュリティがしっかりしたマンションに二人で一緒に暮らしている。


「斗真、起きて。朝ごはんできたよ」

「んーおはよう」

「おはよう」


カーテンを開ける私を後ろから抱きしめて、言われた。



“幸せになろうね”












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