純愛ストーカー~溺愛彼氏が浮気疑惑をはらすために追いかけてきた
「お腹いっぱいー。動きたくなーい」

食べ終えた容器もテーブルに広げたまま。ああ、このまま寝てしまいそう。ソファーでうとうとして、気持ちがよくて目を閉じた。

ーーーー……

ひんやりと冷たい手が頬に触れる感覚で目が覚める。重い瞼を開けると……。


「……斗真?」


斗真が目の前にいる。夢にしては、リアルな体温。


「起こしてごめん。インターホン鳴らしたけど出ないから合鍵で入ってきた」

「え、あ!」


夢じゃない。インターホンの音にも気づかないくらい爆睡してた? 目をこすりながら起き上がると、斗真は私の横に座った。


「気付かなくてごめんね。今日は自分の家に帰るのかと思ってた」

「メイコに会いたくなって。驚かせたくて電話しないで来たんだけど……。会いたかったのは俺だけだったかな」


え? なんで?


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