『ヨーロッパに恋して』  🌺リスボン(ポルトガル)ご紹介しています🌺
第4回:ストラスブール(フランス:アルザスワイン街道の花咲く街)
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『ヨーロッパに恋して』

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第4回『ストラスブール(フランス)』 

今回は、“EUの首都”とも呼ばれ、ドイツ語で“街道の街”を意味するフランス東部の中心都市『ストラスブール』をご紹介します。

欧州議会や欧州評議会、欧州人権裁判所など15の国際機関が設置されているストラスブールの人口は約27万人(近郊を含む都市圏人口は46万人)で、パリの真東500kmに位置するフランス第7番目の都市です。
因みに、フランスで最大の都市はパリで、人口1,100万人(都市圏人口)。
2位はリヨンで、230万人(同)。
3位はマルセイユで、170万人(同)。
4位はトゥールーズで、130万人(同)。
5位はリールで、120万人(同)となっています。

ストラスブールはドイツとの国境に位置するために交通の要衝(ようしょう)となり、交易を中心に中世の時代から大いに栄えた街です。
そのため、その立地の重要性からフランスとドイツが奪い合い、目まぐるしく支配国家が変わりました。
紀元前1500年頃からフランスの古名(こめい)であるガリアが支配していましたが、ローマ帝国やフランク王国の支配下に置かれたあと、14世紀に神聖ローマ帝国(ドイツ)の領土になりました。
その後、17世紀にプロテスタントとカトリックの対立をもとに勃発した30年戦争を経てフランスの領土に戻りますが、ドイツ統一を目指すプロイセンとそれを阻もうとするフランスが戦った普仏(ふふつ)戦争でフランスが破れると、またドイツの領土となりました。
その後、第一次世界大戦で勝利した連合国軍側のフランスはヴェルサイユ条約により取り戻すことになりますが、第二次世界大戦中は再度ドイツのものとなります。
しかし、ドイツの敗戦によってまたフランスに戻ることになり、今の形になりました。
その度にフランス語→ドイツ語→フランス語→ドイツ語ということを繰り返してきたのです。
住民の苦労は並大抵のものではなかったと思います。

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