『ヨーロッパに恋して』  🌺リスボン(ポルトガル)ご紹介しています🌺
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第1回『コルマール(フランス)』 

ストラスブールから電車で30分ほど走るとコルマール駅に到着します。
降りて振り返ると、素敵な駅舎が佇んでいました。



コルマールの人口は67,000人ほどで、こじんまりとしていますが、それでもアルザス地方第2の都市であると共に、ワイン街道のほぼ中間に位置することから『アルザス・ワインの首都』とも呼ばれています。

駅前は閑散としているのですが、少し歩いて旧市街へ向かうと、景色が一変します。
お伽の国へ入ったような感じになるのです。正にメルヘンの世界。

特に、『プティット・ヴニーズ(小さなベニス)』と呼ばれているエリアは絵本の中に迷い込んだような錯覚を覚えます。



細い運河に沿って14~18世紀に建てられたコロンバージュと呼ばれる木組の家々がパステルカラーに彩られ、至る所に花が飾られており、男の私でも「かわいい」と呟いてしまったほどです。

中心部にはどこかで見たことのあるような建物がありました。
『プフィスタの家』です。
コルマール最初のルネサンス建築で、16世紀建築の傑作と言われているようですが、なんと、ジブリ映画『ハウルの動く城』のモデルになった建物でもあるそうで、宮崎駿さんがここに来たのかと思うと、暫し立ち止まって見入ってしまいました。



お店やレストランもきれいに飾られています。
カラフルな色彩に何度も足が止まってしまいました。







観光者らしき人が上を見ていたので、その方に目をやると、教会の屋根の上に大きな鳥が巣を作っていました。
コウノトリです。
ちょうど子育て中のようで、親がヒナを見守っているようでした。
『幸せを呼ぶ鳥』として大事にされているようで、巣をよく観察すると足場が人工的に作られており、アルザスの人々の深い愛情を感じました。

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