『音楽に恋して』~第5回:真夏に聴く涼やかなピアノの音色~
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追記:関連情報

*2002年、2016年、2019年、2024年と四度来日して公演を行っています。そのすべてがソールド・アウト(売り切れ)で、日本においても高い人気を誇っています。円熟味を増した彼女の歌と演奏に酔いしれた方も多いのではないでしょうか。

*2003年にイギリスのロック・スター、エルヴィス・コステロと結婚し、双子の男の子を出産しています。その育児は大変だったと思いますが、仕事と見事に両立させ、その後もヒットを飛ばし続けて、グラミー賞などを受賞しています。

*エルビス・コステロ…1954年にロンドン郊外で生まれ、1980年前後にヒット曲を連発して人気を高めたミュージシャンで、1999年に発表した『She』が大ヒットしました。映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌になった曲です。甘く切なく歌い上げるラヴソングが多くの女性のハートを掴みました。今聴いてもまったく古臭さを感じません。

*She…私の小説にも登場しています。『DREAM LADY 後姿のピアニスト』です。高校生の時に家出をして一人住まいを始めた主人公が駅に置いてあるピアノを弾くシーンで登場します。是非ご覧ください。

*ノッティングヒルの恋人…ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントが主演したラヴストーリーで、ロンドン郊外の小さな町ノッティングヒルで書店を経営している男(ヒュー・グラント)とハリウッドの有名女優(ジュリア・ロバーツ)が恋に落ちるのですが、住む世界が違うことを感じた男が身を引きます。しかし、その1年後にロンドンを訪れた彼女から愛を告白されるという思わぬ展開になります。それでうまくいくかに見えましたが、身分が違うことを気にする男は再度別れを告げます。それでも、友人に叱咤されたことによって意を決し、彼女が宿泊するホテルへ向かいます。そして、奇跡が起こるのです。

*彼女が卒業した『バークリー音楽大学』はアメリカのマサチューセッツ州ボストン市に本部を置く音楽専門の大学で、ジュリアード音楽院と並ぶ世界最高レベルの音楽大学と言われ、グラミー賞を受賞するような著名なジャズ・ミュージシャンを多数輩出しています。日本人のミュージシャンでは、ピアニストとして活躍している上原ひろみさんや『ナベサダ』で有名なサックス奏者、渡辺貞夫さんもも卒業生の一人です。

*ジュリアード音楽院…ニューヨークに本部を置く名門音楽大学です。特にクラシックが有名で、世界的なソリストを輩出しています。日本人の演奏家としては、バイオリニストの五嶋みどりさんや諏訪内晶子さん、ピアニストの中村紘子さんが卒業しています。

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