私だけが知っている桜くん
そして、私の頭の隅にはこんな考えが出てしまった。


間宮くんと仲良くなりたい。


私の通っていた中学はほぼ、アニメが好きな人がいなくて、話が合う友達はほぼいなかった。

推しの誕生日だって1人でお祝いして、イベントも1人で行って、

本当はたくさんの人たちとやりたかったし行きたかった。

今は紗奈もいる。

でも、純くんが好きなら…仲良くなりたいと思ってしまう。

もっと話したいって、


「あの!ごめんなさい!凄い時間取っちゃって!」

なんて、また誤った間宮くん。

昨日の朝とは様子が全然違いすぎてクスッと笑ってしまった。

あぁー、仲良くなりたい…


「間宮くん!」


間宮くんはとても不思議そうな顔をして私を見ていた。



「私とオタク友達になってください!」


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