私だけが知っている桜くん
いや、え、ど。どうしよう。


こんな状態で普通に話せる気がしないよ…


でも、、

一緒に行きたい。


文を打ったり消したりの繰り返しをして、5分が経過。

よしっ、おかしくないはず…


送信!!

【行きたい!】

…これだけのために5分て……


わ!、

てか、何着て行こう…

はっ、そうだ。

私は階段を音を立てて降りて言った。


「お母さん!!浴衣ある?」
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