私を溺愛してくれたのは同期の御曹司でした

御曹司と言う立場

三日後。私は、年甲斐もなく。柊真との恋に溺れていた。

「はぁはぁ……朝からセックスなんて、エロイな。恭香。」

「だって、柊真がぁっ!ああっ!」

朝から濃厚なセックスをしている私達。

あれから柊真は、毎日私の家に泊まっていく。


「よしっ!」

髪をワックスでセットして、持ってきたスーツに着替え、柊真はビシッと決めた。

一緒に出勤する訳にもいかず、私が先に出る事にしている朝。

そんな時に、柊真のスマホに着信があった。

「誰から?」

「親父だ。朝から何だろう。」

私はこの前の、お父さんとのやりとりを思い出した。

お父さん。すみません。

私、柊真さんとただならぬ関係になってしまいました。

心の中で、お父さんに謝る。

「本当に?婚約破棄してくれたの?」
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