私を溺愛してくれたのは同期の御曹司でした
「何?どうしたの?」

言いたい事はざっくばらんに話す私達になのに、皆、困ったような顔をしている。

その時、結城が外から帰って来た。

私を見るなり、プッと笑う。

「えっ?」

「おまえ、その歳でお盛んだな。」

「な、何を言ってるの?」

昨日、あんなに激しかった事、どうしてバレてるの⁉

すると結城は、首元を指でなぞった。

「キスマーク、付いてるぞ。」

私は急いで立ち上がって、給湯室に駆け込んだ。


「ああああ!」

こんなくっきりとしたキスマーク。絶対皆この事言いたかったのよ!

私は持ってきたファンデーションを首に塗った。

何とか見えなくなったけれど、皆は絶対知ってるいる。

しかし、もうっ!裕人君ったら、情熱的なんだから!

ちょっと嬉しくなりながら、オフィスに戻った。

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