私を溺愛してくれたのは同期の御曹司でした
すると今度は、神崎係長からだ。

「浅見課長、一課の承認溜まってます。」

「えっ?」

ふと見ると、1ページ目全部承認待ちだ。

「ごめんなさい、神崎係長。下から見て行って、返す案件は返してくれる?」

「了解です。」

本当は神崎係長にも、係長としての仕事があるのよね。

皆が企画に集中できるのも、神崎係長が細かい調整してくれてるからなのよね。

「ええっと、浅見課長。返却した方が良いかお聞きしてもいいですか?」

「ああ、待って。」

見ると、青川君のところも承認待ちが、溜まってきている。

「青川君、二課の承認待ち案件、お願い。」

「はい!」

そして今度は、神崎係長の方に行く。

今度は、木元主任の案件だ。

「木元君、案件№2507再確認お願い。」
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