私を溺愛してくれたのは同期の御曹司でした
生意気なあいつ
まさか、あんな熱い夜を過ごした翌日に、突然恋人の結婚報道。
きつ過ぎて、その日は仕事にならなかった。
「課長、営業部からこの前の企画の返事来ました。」
「返事……」
と言うことは、営業部がNOを出してきたって事?
「先方の依頼に沿ってないという事でした。」
「あれが?」
8割、いいや9割。先方の言っていた事に応えているけれど?
「どこが沿っていないって?」
「いえ、どこかは記載されてません。」
「はぁー。」
このやる気がない時に、何面倒くさい事をやってきてるの?営業部。
「あっ、見つけました。予算です。」
原田君が見つけてくれた場所を、指差しで教えてくれた。
その時、原田君の匂いがファッと香った。
何だろう、香水でもない。この心地いい匂い。
きつ過ぎて、その日は仕事にならなかった。
「課長、営業部からこの前の企画の返事来ました。」
「返事……」
と言うことは、営業部がNOを出してきたって事?
「先方の依頼に沿ってないという事でした。」
「あれが?」
8割、いいや9割。先方の言っていた事に応えているけれど?
「どこが沿っていないって?」
「いえ、どこかは記載されてません。」
「はぁー。」
このやる気がない時に、何面倒くさい事をやってきてるの?営業部。
「あっ、見つけました。予算です。」
原田君が見つけてくれた場所を、指差しで教えてくれた。
その時、原田君の匂いがファッと香った。
何だろう、香水でもない。この心地いい匂い。