私を溺愛してくれたのは同期の御曹司でした
「大丈夫よ。私には、イケメンの彼氏がいるから。」

「へえ。」

何なの?その短い返事。

まるで相手にしてない感じなのは!


仕事が終わって、私は近くのレストランに急いだ。

待ち合わせ、5分前。

ちょうどいい時間に着いた。

レストランの入り口を開けると、一番奥に私の愛しいダーリンが座っている。


「待った?」

「待った。でも恭香さんなら、いくらでも待てる。」

既に隣の席の女子は、彼の存在に気づいている。

実は彼、人気シンガーの松本裕人だ。

出会ってから3カ月。

今が一番、ラブラブの時なんだよね。

「ねえ、何食べる?お酒は?」

「恭香さんの好きな物でいいよ。恭香さんが好きな物を一緒に食べよう。」

この可愛いところが、たまらない。

歳は30歳。私よりも8歳年下だ。
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