私を溺愛してくれたのは同期の御曹司でした
見ると部屋の鍵だ。

「ゆっくりしていきますか。」

「はい。」

さすがは準備がいい。

私達は見つめ合いながら、barを後にしエレベーターに乗った。

「恭香さん。」

池崎さんが私を見つめる。これは、キスの合図?

ゆっくりと池崎さんの顔が近づいてきて、私達の唇が重なった。

もうこのまま、どうなってしまってもいい。


部屋に着くと、私達はまた口づけを交わした。

どちらからともなく唇が重なって、ずっと離れない。

そうしているうちに、私の服は脱がされ、池崎さんも裸になった。

いつもはシャワーを浴びるのに、今日はそれすらも惜しい。


キスしたままベッドに入り、私達は一つに繋がった。

スローテンポな池崎さんの腰の動きが、私を夢の世界に連れて行ってくれる。
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