私を溺愛してくれたのは同期の御曹司でした
手を繋がれ、私は結城にベッドに連れて行かれる。

「結城……待って……」

「心の準備、しておけって言ったろ。」

結城が私をベッドに押し倒して、洋服を脱がせる。

「あの……」

もう全身心臓になっているように、体中でドキンドキン鳴っている。

私が迷っている内に、結城も裸になる。

「恭香、好きだ。」

「ひゃあああ!」

まさか会社の御曹司からの告白っ!

思わず叫んでしまった私は、口を両手で隠した。

「本当はもっと、早く伝えるべきだったんだ。」

「そんな……」

「今日、親父に言われて気づいた。好きな女一人、モノにできないのに、何が未来の社長だって。」

えっ!あのシチュエーションで、そんなの考えてたの!

頭の回転、早っ!

「今日、恭香を俺のものにする。」
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