弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
着信が鳴ったからスマホを取って正座をした、なんとなく背筋が伸びる思いで。
隣の部屋から電話がかかって来たから。
「なんかドキドキするね♡」
きゃはって甲高い声で、思い悩んでる私のモヤモヤをふぅって吹き飛ばすみたいなテンションで。
隣からだから聞こえてるからね、薄く聞こえてるの!
「何?わざわざ電話なんて」
「んー、なんとなく瑠璃の声聞きたくなって」
……。
そうだ、真白の気持ち…
つい自分の気持ちでいっぱいいっぱいになっちゃって真白の気持ち聞いてない。
でも…
そんなの聞かなくてもわかるもん。
「…真白」
「んー?」
きっと今、不安に思ってるよね?
「親戚のおばさんって人のところなんて行かなくていいよ!」
そんな不安私が消してあげる。
「ずっとうちにいていいんだからね!真白はうちの子だから、私の弟だからっ!!」
家だってことも忘れて大きな声で叫んじゃった、気持ちが膨らみ過ぎちゃって。
「…俺、瑠璃の弟なの?」
「弟だよ!」
絶対変わらない、誰がなんと言おうと真白は私の…っ
「彼氏じゃなくて?」
「!?」
隣の部屋から電話がかかって来たから。
「なんかドキドキするね♡」
きゃはって甲高い声で、思い悩んでる私のモヤモヤをふぅって吹き飛ばすみたいなテンションで。
隣からだから聞こえてるからね、薄く聞こえてるの!
「何?わざわざ電話なんて」
「んー、なんとなく瑠璃の声聞きたくなって」
……。
そうだ、真白の気持ち…
つい自分の気持ちでいっぱいいっぱいになっちゃって真白の気持ち聞いてない。
でも…
そんなの聞かなくてもわかるもん。
「…真白」
「んー?」
きっと今、不安に思ってるよね?
「親戚のおばさんって人のところなんて行かなくていいよ!」
そんな不安私が消してあげる。
「ずっとうちにいていいんだからね!真白はうちの子だから、私の弟だからっ!!」
家だってことも忘れて大きな声で叫んじゃった、気持ちが膨らみ過ぎちゃって。
「…俺、瑠璃の弟なの?」
「弟だよ!」
絶対変わらない、誰がなんと言おうと真白は私の…っ
「彼氏じゃなくて?」
「!?」