弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
静かに振り返る、視線を落としてコップに入ったお茶を見つめるようにして。
「…母さんに言ってもしょうがないかと思って」
「なんで!?しょうがないことないよ!お母さん仕事休んでくれっ」
「だってお母さんじゃないでしょ」
真白が顔を上げたから目が合った、大きな目にギョロッと見られてるみたいで一瞬怯みそうになった。
そんなこと、返って来ると思ってなかったから。
「お、お母さんでしょ!お母さんじゃないなんてことないよ!」
「ん~、まぁお母さんだったこともあるかなぁ父さんと結婚してた頃はそうだよね」
コップを1つ持って私の前に差し出した。
目の前に出されたから受け取らざる得なくて、でも走って来たから喉はカラカラで一気にお茶を飲み干した。
「お母さんだよっ!!」
ドンッとコップをキッチンカウンターの上に置いた。
「私だってお姉ちゃんだから!」
キッと力を入れて真白の顔を見る、だけど私の方は見ていなかった。
置いてあったもう1つのコップを手に持って、ひとくちごくんっとお茶を飲んだ。
「……。」
なんで…
何も言ってくれないの?
真白は今、何を考えてるの?
それは私には言えないことなの…
「…母さんに言ってもしょうがないかと思って」
「なんで!?しょうがないことないよ!お母さん仕事休んでくれっ」
「だってお母さんじゃないでしょ」
真白が顔を上げたから目が合った、大きな目にギョロッと見られてるみたいで一瞬怯みそうになった。
そんなこと、返って来ると思ってなかったから。
「お、お母さんでしょ!お母さんじゃないなんてことないよ!」
「ん~、まぁお母さんだったこともあるかなぁ父さんと結婚してた頃はそうだよね」
コップを1つ持って私の前に差し出した。
目の前に出されたから受け取らざる得なくて、でも走って来たから喉はカラカラで一気にお茶を飲み干した。
「お母さんだよっ!!」
ドンッとコップをキッチンカウンターの上に置いた。
「私だってお姉ちゃんだから!」
キッと力を入れて真白の顔を見る、だけど私の方は見ていなかった。
置いてあったもう1つのコップを手に持って、ひとくちごくんっとお茶を飲んだ。
「……。」
なんで…
何も言ってくれないの?
真白は今、何を考えてるの?
それは私には言えないことなの…