弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
「瑠璃にあんな可愛い弟がいたとは」
「……。」
お金を渡すと真白は手を振って廊下を駆けて行った。
まだりんごジュースをストローで吸っている紗矢がじーっと私の顔を見て来る。
それがやたら心臓に悪くて落ち着かない。
「びっくりしたし!なんで教えてくれなかったの?あんな隠し札!」
「隠し札って…離婚してからずっと会ってなかったから言うタイミングがなかっただけだよ」
もう会うこともないって思ってたから、びっくりしたのは私も同じだもん。
途中放棄していたサンドウィッチを食べ始める、お昼休みが終わる前に食べ終わらなきゃってひとくちを大きく詰め込んで牛乳で流し込んだ。
「そーゆうものなんだ?」
「ん、何が?」
「親が離婚しても子供同士は連絡取り合ったりするのかなって思ってたから」
「それは…人それぞれかとは思うけど」
うちの場合はそれが適用されないから、親が結婚する前から他人で離婚したらもう完全に他人なんだ連絡取り合う必要性がないわけで。
「……。」
お金を渡すと真白は手を振って廊下を駆けて行った。
まだりんごジュースをストローで吸っている紗矢がじーっと私の顔を見て来る。
それがやたら心臓に悪くて落ち着かない。
「びっくりしたし!なんで教えてくれなかったの?あんな隠し札!」
「隠し札って…離婚してからずっと会ってなかったから言うタイミングがなかっただけだよ」
もう会うこともないって思ってたから、びっくりしたのは私も同じだもん。
途中放棄していたサンドウィッチを食べ始める、お昼休みが終わる前に食べ終わらなきゃってひとくちを大きく詰め込んで牛乳で流し込んだ。
「そーゆうものなんだ?」
「ん、何が?」
「親が離婚しても子供同士は連絡取り合ったりするのかなって思ってたから」
「それは…人それぞれかとは思うけど」
うちの場合はそれが適用されないから、親が結婚する前から他人で離婚したらもう完全に他人なんだ連絡取り合う必要性がないわけで。