弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
それは私だって…
思うけど、私からじゃなくて誰から見てもそうなんだって思ったら余計あれっていうかなんていうか…
「ねぇハチミツってあったよね!」
「うわっ」
そんなことを考えながら夕飯の洗い物をしてる最中、真白がふいっと後ろを通り過ぎた。
2人暮らしのマンションのキッチン、シンクの後ろの通路は狭くて2人がギリギリ…めっちゃギリギリ体が触れるか触れないかのところを通って行った。
「びっくりさせないでよ!」
あっぶない!お皿落とすところだった!
「え?後ろ通っただけじゃない?」
「それがびっくりしたって言ってるの!」
冷蔵庫の前に立った真白がこっちを見て来る、しかもニッと八重歯を見せて。
「意識し過ぎじゃん」
「してない!」
ふんっと顔をそむけて泡だらけのお皿の方に向けた。
別にちっとも意識してないから、後ろ通られてちょっとびっくりしただけだから、全然これっぽっちも…
すぅーっと息を吸ってふぅーっと息を吐く、気持ちを落ち着かせて私。
一度目を閉じてキリッと眉を上げて目を開けた。
絶対真白と何かあるわけにはいかないんだから、何がなんでも…!
思うけど、私からじゃなくて誰から見てもそうなんだって思ったら余計あれっていうかなんていうか…
「ねぇハチミツってあったよね!」
「うわっ」
そんなことを考えながら夕飯の洗い物をしてる最中、真白がふいっと後ろを通り過ぎた。
2人暮らしのマンションのキッチン、シンクの後ろの通路は狭くて2人がギリギリ…めっちゃギリギリ体が触れるか触れないかのところを通って行った。
「びっくりさせないでよ!」
あっぶない!お皿落とすところだった!
「え?後ろ通っただけじゃない?」
「それがびっくりしたって言ってるの!」
冷蔵庫の前に立った真白がこっちを見て来る、しかもニッと八重歯を見せて。
「意識し過ぎじゃん」
「してない!」
ふんっと顔をそむけて泡だらけのお皿の方に向けた。
別にちっとも意識してないから、後ろ通られてちょっとびっくりしただけだから、全然これっぽっちも…
すぅーっと息を吸ってふぅーっと息を吐く、気持ちを落ち着かせて私。
一度目を閉じてキリッと眉を上げて目を開けた。
絶対真白と何かあるわけにはいかないんだから、何がなんでも…!