弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
「真白…っ、もう乾かしたの!?」
条件反射でのけ反ってしまった。
咄嗟にソファーのひざ掛けにしがみついた。
「瑠璃ねーちゃんみたいに髪の毛長くないし」
そう言って横の髪を耳に掛けて、ソファーの上であぐらをかいた。
「自分だとあんまわかんないけど人のだとめっちゃいい匂いするよねシャンプーって」
真白が髪を掻き上げたから、ふわっと柑橘系のいい匂いが香って来て…
ん?
「真白、私のシャンプー使ってる!?」
「え、わかんない。右側に置いてあったキラキラしたパケの方」
「それ私の!あれ高いんだからやめてよ!」
「え、だって置いてあったから」
「お母さんの方使ってよ!」
言い忘れてた、お小遣い貯めて買ってる高いシャンプーだったのに!
のけ反ってた体も、シャンプーのこととなれば前のめりになっちゃって今度は若干真白の方が引いてたかもしれない。
「でもあれ全然泡立たないよ?」
「そーゆうやつなの!それがいいの!」
「なんで泡立たないのがいいの?」
「それはわかんないけど、なんかいいの!」
きっと、それがいい!!!って、信念のもと使ってる。
条件反射でのけ反ってしまった。
咄嗟にソファーのひざ掛けにしがみついた。
「瑠璃ねーちゃんみたいに髪の毛長くないし」
そう言って横の髪を耳に掛けて、ソファーの上であぐらをかいた。
「自分だとあんまわかんないけど人のだとめっちゃいい匂いするよねシャンプーって」
真白が髪を掻き上げたから、ふわっと柑橘系のいい匂いが香って来て…
ん?
「真白、私のシャンプー使ってる!?」
「え、わかんない。右側に置いてあったキラキラしたパケの方」
「それ私の!あれ高いんだからやめてよ!」
「え、だって置いてあったから」
「お母さんの方使ってよ!」
言い忘れてた、お小遣い貯めて買ってる高いシャンプーだったのに!
のけ反ってた体も、シャンプーのこととなれば前のめりになっちゃって今度は若干真白の方が引いてたかもしれない。
「でもあれ全然泡立たないよ?」
「そーゆうやつなの!それがいいの!」
「なんで泡立たないのがいいの?」
「それはわかんないけど、なんかいいの!」
きっと、それがいい!!!って、信念のもと使ってる。