弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
「おにぎりもありがとう、嬉しかった」
「それは…真白のお弁当の方がすごかったよ」
「でも嬉しかったから」
髪がかかって顔が見えない、私のお腹にくっつくみたいに顔を埋めるから。
どこに手を置いたらいいかわからなくてずっと宙に浮いたままだった手をゆっくり下ろす、真白の頭に…
でもギリギリのところでピタッと手を止めた。
これは、姉として…
だよね?
姉が弟にするあれだよね?
それならいいよね!?
でも、触れたら…っ
「瑠璃ねーちゃんは昔からしっかりしてたよね」
「えっ、そう?別にそうでもないけど、全然っ」
「したてよ、だって瑠璃ねーちゃんの後ろついてりゃどうにかなると思ってたもん」
「それは真白がいつもついて来たから…っ、ちっちゃかったし」
私が真白のこと守ってあげなきゃって、思ってた。
お姉ちゃんなんだもん、私。
「でも俺もうおっきくなったでしょ?」
くるっと頭の向きを変えて私を見た。
瞬きさえしないで真っ直ぐ私を見てる、大きな瞳が。
ぷくっと盛り上がった涙袋がさらに際立たせてるみたいで囚われる。
「な…っ」
やばい、ドキドキ心臓がうるさい。
体中にドキドキが回っていく。
真白を見ていたら…
伝わっちゃう!
「それは…真白のお弁当の方がすごかったよ」
「でも嬉しかったから」
髪がかかって顔が見えない、私のお腹にくっつくみたいに顔を埋めるから。
どこに手を置いたらいいかわからなくてずっと宙に浮いたままだった手をゆっくり下ろす、真白の頭に…
でもギリギリのところでピタッと手を止めた。
これは、姉として…
だよね?
姉が弟にするあれだよね?
それならいいよね!?
でも、触れたら…っ
「瑠璃ねーちゃんは昔からしっかりしてたよね」
「えっ、そう?別にそうでもないけど、全然っ」
「したてよ、だって瑠璃ねーちゃんの後ろついてりゃどうにかなると思ってたもん」
「それは真白がいつもついて来たから…っ、ちっちゃかったし」
私が真白のこと守ってあげなきゃって、思ってた。
お姉ちゃんなんだもん、私。
「でも俺もうおっきくなったでしょ?」
くるっと頭の向きを変えて私を見た。
瞬きさえしないで真っ直ぐ私を見てる、大きな瞳が。
ぷくっと盛り上がった涙袋がさらに際立たせてるみたいで囚われる。
「な…っ」
やばい、ドキドキ心臓がうるさい。
体中にドキドキが回っていく。
真白を見ていたら…
伝わっちゃう!