弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
「え、真白?がどうかした?」
「真白くん…もう練習はいいって言うんです」
“合唱に参加して歌ってみたんだけど、これなら本番もイケそうかな~って思ったから”
あんなふうに言ってたのは…
「えっと…それは乃愛ちゃんが言ったんじゃないの?」
「私は…まだ、もっと練習した方がいいって言ったんです」
もう完璧だって言ってたから、もういんだって思ってたけどそれを言ってたのは紗矢で乃愛ちゃんではなかった。
「確かに真白くんは上手くてもうほとんど歌えてますけど、でも人より練習量は少ないし…」
「そうだよね、ごめんね…」
ほら、やっぱ無理してたんだよ。
一緒にご飯食べるとか言うから、それよりもやることあったじゃん。
「瑠璃先輩から言ってもらえませんか?」
「え、私から?」
真白のことだから、そっかこんな時は私がどうにかしなきゃか。
そうだね、じゃあ私が…
「お姉さんが1人だからって言うんです」
乃愛ちゃんが見上げる。
「え…?」
「真白くん…もう練習はいいって言うんです」
“合唱に参加して歌ってみたんだけど、これなら本番もイケそうかな~って思ったから”
あんなふうに言ってたのは…
「えっと…それは乃愛ちゃんが言ったんじゃないの?」
「私は…まだ、もっと練習した方がいいって言ったんです」
もう完璧だって言ってたから、もういんだって思ってたけどそれを言ってたのは紗矢で乃愛ちゃんではなかった。
「確かに真白くんは上手くてもうほとんど歌えてますけど、でも人より練習量は少ないし…」
「そうだよね、ごめんね…」
ほら、やっぱ無理してたんだよ。
一緒にご飯食べるとか言うから、それよりもやることあったじゃん。
「瑠璃先輩から言ってもらえませんか?」
「え、私から?」
真白のことだから、そっかこんな時は私がどうにかしなきゃか。
そうだね、じゃあ私が…
「お姉さんが1人だからって言うんです」
乃愛ちゃんが見上げる。
「え…?」