弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
「部屋行かないし!手洗うもん、洗面所行くからね!?」
どいてよって無理に真白を押し込んで一切自分の部屋を見ないように通り過ぎて洗面所まで、ハンドソープをプッシュして手を洗ってますアピールを…
してるのめっちゃ見られてる!
すっごい圧感じる!
てゆーか洗面所に来たことによってさらに囲まれた気がする!!
入口に真白が立ってるから、出るに出られないここから…
さっきよりも包囲されてる…
えっと、次のいいわけはなんて?
なんでそんなにじーって見られてるの?
ただ手洗ってるだけだよ!?
「聞いてくれなかったでしょ俺の歌」
「え?あ…」
“瑠璃ねーちゃんも芸術祭聞きに来てよ”
一瞬真白の方を見てすぐに逸らしちゃった。
「クラス展示の受付係だったから!聞けなかったの、聞きたかったんだけどね?仕事あったから聞けなくて…」
「ふーん、そうなんだ」
「うん、そうなの…」
流しっぱなしの水が止められない。
もう泡なんて残ってないのに。
「だから、…ごめんね?」
止められない、もう芸術祭は終わったって思ってたのに…
「じゃあなんで泣いてるの?」
どいてよって無理に真白を押し込んで一切自分の部屋を見ないように通り過ぎて洗面所まで、ハンドソープをプッシュして手を洗ってますアピールを…
してるのめっちゃ見られてる!
すっごい圧感じる!
てゆーか洗面所に来たことによってさらに囲まれた気がする!!
入口に真白が立ってるから、出るに出られないここから…
さっきよりも包囲されてる…
えっと、次のいいわけはなんて?
なんでそんなにじーって見られてるの?
ただ手洗ってるだけだよ!?
「聞いてくれなかったでしょ俺の歌」
「え?あ…」
“瑠璃ねーちゃんも芸術祭聞きに来てよ”
一瞬真白の方を見てすぐに逸らしちゃった。
「クラス展示の受付係だったから!聞けなかったの、聞きたかったんだけどね?仕事あったから聞けなくて…」
「ふーん、そうなんだ」
「うん、そうなの…」
流しっぱなしの水が止められない。
もう泡なんて残ってないのに。
「だから、…ごめんね?」
止められない、もう芸術祭は終わったって思ってたのに…
「じゃあなんで泣いてるの?」