弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
手を引っ張られたからおでことおでこがぶつかるかと思った。
それくらい近くてびっくりして目を開いちゃった。
「俺、男なんだけど?」
「…っ」
大きな瞳が近付いて来る。
心臓がバクバクはち切れそうなくらい音を出してる。
あぁ、どうしよう。
もう目を逸らせない。
視線を外せない。
真白しか見えなくて。
「嫌だったら言ってよ、やめるから」
「……。」
真白の吐息が頬にかかる。
ドキドキして息の仕方を忘れそうになる。
ドキドキがもうずっと、止まってくれないよ。
「瑠璃」
もうドキドキさせないで。
「嫌じゃ…、ないけど」
声を振り絞って、ドキドキして震えそうになる声を。
「ないけど?」
「嫌だって言わないと私が止まらなくなる…!」
抗えなくなるから、こんなに真白に近付いたらどうなっちゃうかわかんないよ…っ
「じゃあ止めないでよ」
私しか映らない大きな瞳は次第に見えなくなって、掴まれた腕は力を失くしていく。
このまま真白のシャツを掴んだら、私は一体どうなるんだろう?
どうしたらいいの、もうわかんない…っ
「俺のことだけ考えといて」
目を閉じた真っ暗な目の前、真白の声だけが体に入って来る。
くちびるに触れる柔らかな感触にドキドキが溢れるばかりで。
もう何も考えられない、真白のこと以外。
それくらい近くてびっくりして目を開いちゃった。
「俺、男なんだけど?」
「…っ」
大きな瞳が近付いて来る。
心臓がバクバクはち切れそうなくらい音を出してる。
あぁ、どうしよう。
もう目を逸らせない。
視線を外せない。
真白しか見えなくて。
「嫌だったら言ってよ、やめるから」
「……。」
真白の吐息が頬にかかる。
ドキドキして息の仕方を忘れそうになる。
ドキドキがもうずっと、止まってくれないよ。
「瑠璃」
もうドキドキさせないで。
「嫌じゃ…、ないけど」
声を振り絞って、ドキドキして震えそうになる声を。
「ないけど?」
「嫌だって言わないと私が止まらなくなる…!」
抗えなくなるから、こんなに真白に近付いたらどうなっちゃうかわかんないよ…っ
「じゃあ止めないでよ」
私しか映らない大きな瞳は次第に見えなくなって、掴まれた腕は力を失くしていく。
このまま真白のシャツを掴んだら、私は一体どうなるんだろう?
どうしたらいいの、もうわかんない…っ
「俺のことだけ考えといて」
目を閉じた真っ暗な目の前、真白の声だけが体に入って来る。
くちびるに触れる柔らかな感触にドキドキが溢れるばかりで。
もう何も考えられない、真白のこと以外。