弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
―ピンポーン
「チャイム?誰だろ…」
写真も引き出しもそのままで玄関まで走る、あんまり待たせちゃダメだよねってドアノブを持ってドアを押した。
「はーいっ…」
「こーんにちはっ」
「…?」
パッと目に飛び込んで来たのはキラキラと眩しいくらいの笑顔。
大きな瞳とその下にはぷくっと膨れた涙袋、ツヤっとした白い肌が目を引いてまるで子犬みたいな八重歯がひょこっと顔を出してる。
「え…」
誰?この可愛い男の子は…
「高馬真白です」
「え、え…?」
真白?
ってあの真白…??
昔から女の子によく間違えられてたけど、この場合ってすっごいカッコよくなって帰って来るのが相場じゃないの?
なのにあの頃の可愛さそのままでっていうか、あの頃より可愛くなってない!?
てゆーかこれが今現在の…
「真白ーーーーーーーっ!?」
思わず2回瞬きしちゃった。
本当にこれで合ってるのかなって思って。合うも何も本人がそう言ってるから合ってるんだろうけど。
「あ、もしかして瑠璃ねーちゃん?」
パァッとさらに目を大きくさせ、人差し指で私をさした。なぜかドキドキしてる心臓を押さえながらコクンと首を縦にゆっくり振ると、もっとにこやかに笑った。
「うわー、瑠璃ねーちゃん久しぶり!元気だった!?」
「う、うん…元気だよ?真白も元気そうだね」
「うん、元気!」
ドキンッて脈を打つ音が聞こえた。
だけど、その笑った顔はすごく見覚えがあって。
真白なんだって思えた。
真白が帰って来た。
8年振りに真白がここにー…
「チャイム?誰だろ…」
写真も引き出しもそのままで玄関まで走る、あんまり待たせちゃダメだよねってドアノブを持ってドアを押した。
「はーいっ…」
「こーんにちはっ」
「…?」
パッと目に飛び込んで来たのはキラキラと眩しいくらいの笑顔。
大きな瞳とその下にはぷくっと膨れた涙袋、ツヤっとした白い肌が目を引いてまるで子犬みたいな八重歯がひょこっと顔を出してる。
「え…」
誰?この可愛い男の子は…
「高馬真白です」
「え、え…?」
真白?
ってあの真白…??
昔から女の子によく間違えられてたけど、この場合ってすっごいカッコよくなって帰って来るのが相場じゃないの?
なのにあの頃の可愛さそのままでっていうか、あの頃より可愛くなってない!?
てゆーかこれが今現在の…
「真白ーーーーーーーっ!?」
思わず2回瞬きしちゃった。
本当にこれで合ってるのかなって思って。合うも何も本人がそう言ってるから合ってるんだろうけど。
「あ、もしかして瑠璃ねーちゃん?」
パァッとさらに目を大きくさせ、人差し指で私をさした。なぜかドキドキしてる心臓を押さえながらコクンと首を縦にゆっくり振ると、もっとにこやかに笑った。
「うわー、瑠璃ねーちゃん久しぶり!元気だった!?」
「う、うん…元気だよ?真白も元気そうだね」
「うん、元気!」
ドキンッて脈を打つ音が聞こえた。
だけど、その笑った顔はすごく見覚えがあって。
真白なんだって思えた。
真白が帰って来た。
8年振りに真白がここにー…