弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
Life2.)
「真白くんって、料理も出来るんだやばいね」
「……うん」
お昼休み、今日も真白が作ってくれた高校生男子が作ったとは思えない色鮮やかなお弁当を紗矢がうらやむようにのぞき込んでメガネをクイッと上げた。
「完璧じゃん」
「うん…、まぁ料理はねずっとやってたみたいだからお母さんたちが離婚した後…」
いつも通り紗矢が後ろを振り返りながら、私の机の上に購買で買って来たおにぎりとペットボトルのお茶を並べる。
「非の打ち所がないね、ビジュは最高の時点で非の打ち所がないのに料理も出来て運動も出来るんでしょ。50メートル走クラスで1位だったらしいじゃん」
「紗矢、ほんとに詳しいね…」
50メートル走って何それ、そーなんだすごいね。
「全部乃愛が言ってたんだけどね」
真白が焼いてくれただし巻き卵を箸で掴む、のり入りのふわふわのだし巻きを大きく口を開けてひとくちでパクッと…
「女子人気もやばいってさ、真白くん」
「……うん」
お昼休み、今日も真白が作ってくれた高校生男子が作ったとは思えない色鮮やかなお弁当を紗矢がうらやむようにのぞき込んでメガネをクイッと上げた。
「完璧じゃん」
「うん…、まぁ料理はねずっとやってたみたいだからお母さんたちが離婚した後…」
いつも通り紗矢が後ろを振り返りながら、私の机の上に購買で買って来たおにぎりとペットボトルのお茶を並べる。
「非の打ち所がないね、ビジュは最高の時点で非の打ち所がないのに料理も出来て運動も出来るんでしょ。50メートル走クラスで1位だったらしいじゃん」
「紗矢、ほんとに詳しいね…」
50メートル走って何それ、そーなんだすごいね。
「全部乃愛が言ってたんだけどね」
真白が焼いてくれただし巻き卵を箸で掴む、のり入りのふわふわのだし巻きを大きく口を開けてひとくちでパクッと…
「女子人気もやばいってさ、真白くん」