弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
入れようとしたのに箸からコロッと滑り落ちた。
あっぶない、ご飯の上だったからセーフ…!
もう一度掴んでとりあえず元の場所に戻した、今口に入れても飲み込める気がしなくて。
「まだ転校してそんなに経ってないのにまとめるのが上手くてクラスの中心でいつも盛り上げてるって」
ふーん、そんなタイプなんだ?
人懐っこいから誰にでも可愛がられそうな気はするけど。
「だから競争率も高いんだってさ」
へぇ…
そ、そうなんだ…
そんな話もしたことがないし、真白もそんなこと何も言わないし、あたりまえだけど。
「乃愛がね、結構本当に真白くんにガチっぽいんだよね」
「…へ、へぇー」
ご飯は諦めてお茶を飲んだ、水筒に入れてきたお茶を口に含んでごくんっと喉を潤した。
何も悟られないように、気にしてませんよって顔で。
「だからさ…ごめんね」
「え?」
「真白くんに迷惑かけたら!」
パンッと手を合わせた紗矢が片目をつぶって私に頭を下げる。
“私、真白くんのこと好きになってもいいですか?”
気にしてなかったわけじゃない、ううん…
本当はずっと気になってた。
「ぜ、全然!全然そんなことないよ!乃愛ちゃんいい子だしね、うん!」
紗矢には気にしないでって笑って応えた。
そこは姉として、そんな対応しかできないけど。
でも…
もし本当に乃愛ちゃんが真白のこと想ってて。
伝えたいって思ったら、その時は…
真白はどうするんだろう?
乃愛ちゃんに言われたら真白はどうするの?
なんて答えるんだろう…?
あっぶない、ご飯の上だったからセーフ…!
もう一度掴んでとりあえず元の場所に戻した、今口に入れても飲み込める気がしなくて。
「まだ転校してそんなに経ってないのにまとめるのが上手くてクラスの中心でいつも盛り上げてるって」
ふーん、そんなタイプなんだ?
人懐っこいから誰にでも可愛がられそうな気はするけど。
「だから競争率も高いんだってさ」
へぇ…
そ、そうなんだ…
そんな話もしたことがないし、真白もそんなこと何も言わないし、あたりまえだけど。
「乃愛がね、結構本当に真白くんにガチっぽいんだよね」
「…へ、へぇー」
ご飯は諦めてお茶を飲んだ、水筒に入れてきたお茶を口に含んでごくんっと喉を潤した。
何も悟られないように、気にしてませんよって顔で。
「だからさ…ごめんね」
「え?」
「真白くんに迷惑かけたら!」
パンッと手を合わせた紗矢が片目をつぶって私に頭を下げる。
“私、真白くんのこと好きになってもいいですか?”
気にしてなかったわけじゃない、ううん…
本当はずっと気になってた。
「ぜ、全然!全然そんなことないよ!乃愛ちゃんいい子だしね、うん!」
紗矢には気にしないでって笑って応えた。
そこは姉として、そんな対応しかできないけど。
でも…
もし本当に乃愛ちゃんが真白のこと想ってて。
伝えたいって思ったら、その時は…
真白はどうするんだろう?
乃愛ちゃんに言われたら真白はどうするの?
なんて答えるんだろう…?