弟じゃない弟と、秘密の2人暮らしはドキドキに溢れてる。
「ダメだってば!お母さんいるんだから!」
サッと近付く真白の顔の前に手を出して、ぎゅっと押し返した。
いつもの流れでみたいなこれはよくない、ちょっと喜んじゃったけどっ。
「昨日からお母さん帰って来てるんだからね!?」
「じゃあ早くしてよー」
「やってるの一生懸命!」
密室に近い洗面所でやんややんや、こうしてる間に早く前髪をどうにかした方がいいとは思うんだけど真白がこれを楽しんでる風にも見えるから。
「もうほんとに遅刻するからっ」
「まだなの?まだ出来ないの?」
「今やってる!」
勝手に髪の毛ちょろちょろしてくるし!
「もう真しっ」
「瑠璃!真白!」
グッと真白の腕を掴んだ時、お母さんが洗面所に入って来た。
今は別に何もしてなかったはずなのにドキドキしてしまった。
「何っ、お母さん!?」
声がひっくり返るくらいに。
「今日帰って来たらね、2人に話があるの」
話…?
ってなんだろう、声は明るかったけど目は違った。
大きく開いた目は何かを見据えているようで。
サッと近付く真白の顔の前に手を出して、ぎゅっと押し返した。
いつもの流れでみたいなこれはよくない、ちょっと喜んじゃったけどっ。
「昨日からお母さん帰って来てるんだからね!?」
「じゃあ早くしてよー」
「やってるの一生懸命!」
密室に近い洗面所でやんややんや、こうしてる間に早く前髪をどうにかした方がいいとは思うんだけど真白がこれを楽しんでる風にも見えるから。
「もうほんとに遅刻するからっ」
「まだなの?まだ出来ないの?」
「今やってる!」
勝手に髪の毛ちょろちょろしてくるし!
「もう真しっ」
「瑠璃!真白!」
グッと真白の腕を掴んだ時、お母さんが洗面所に入って来た。
今は別に何もしてなかったはずなのにドキドキしてしまった。
「何っ、お母さん!?」
声がひっくり返るくらいに。
「今日帰って来たらね、2人に話があるの」
話…?
ってなんだろう、声は明るかったけど目は違った。
大きく開いた目は何かを見据えているようで。