エーデルワイスの月海さんに気をつけて
 やれやれと肩をすくめる八月一日。


「お姉さんをこのまま無下に帰す、ってわけにもいかないんで。どうぞ」

「あの……八月一日くん?」

「呼び方に興味ないんで」

「じゃあ、八月くん。ここはなんのお店なの?」

 
 興味ないと確かに聞こえたはずのだが、なぜか珍獣でも見たかのような顔をしている。おかしいなあ、本人から了承を得たはずなのに。

 
 月海が邪魔をする事はないが、それが余計に気になる。



「お姉さんの望む答えはないよ、こいつの店には」

「実は……お店じゃないとか?」

「そんな根本的な問題でもないんだけど。月海次第」


 かなりザックリだ。
 
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