ラストウェディング ー余命半年、極道の花嫁になりましたー
「なんの話してるのー!」
「あのねぇー! 今日はビッグニュースがありまーす!」
「えー! なになに!!」
「茅島さんが、今度結婚するんだって!」
「えー! そうなの!?」
「ももちゃんが!?」
みんなに純粋な目を向けられて、「うんっ、」と頷く。
サナちゃんが興味津々の眼差しで質問した。
「かれしできた、ってことー!?」
「ふふっ、できたよ」
「すごーい! おめでとー!」
「みょうじ、かやしま、じゃなくなるの?」
「あぁっ、そういえば…」
今の今まで全く考えていなかったことだった。
でも確かに…、そういうことになるのか。
「うん。変わるよ」
「なにになるのー!?」
「え、とね…、きりや、だよ」
初めて口に出したからか、なんだか新鮮な気持ちに襲われた。これから慣れるのかな。
「きりや!? かっこいいねぇ!」
「へへ、ありがとう〜」
「あっ! ももちゃん、ゆびわしてるー! かわいー!」
まるで自分のことように私の幸せを祝福してくれるみんな。久しぶりなのに、全然そんな感じしなかった。
「ありがとう」
生きてて良かった。
今日はそんなことを強く思った日だった。
「あのねぇー! 今日はビッグニュースがありまーす!」
「えー! なになに!!」
「茅島さんが、今度結婚するんだって!」
「えー! そうなの!?」
「ももちゃんが!?」
みんなに純粋な目を向けられて、「うんっ、」と頷く。
サナちゃんが興味津々の眼差しで質問した。
「かれしできた、ってことー!?」
「ふふっ、できたよ」
「すごーい! おめでとー!」
「みょうじ、かやしま、じゃなくなるの?」
「あぁっ、そういえば…」
今の今まで全く考えていなかったことだった。
でも確かに…、そういうことになるのか。
「うん。変わるよ」
「なにになるのー!?」
「え、とね…、きりや、だよ」
初めて口に出したからか、なんだか新鮮な気持ちに襲われた。これから慣れるのかな。
「きりや!? かっこいいねぇ!」
「へへ、ありがとう〜」
「あっ! ももちゃん、ゆびわしてるー! かわいー!」
まるで自分のことように私の幸せを祝福してくれるみんな。久しぶりなのに、全然そんな感じしなかった。
「ありがとう」
生きてて良かった。
今日はそんなことを強く思った日だった。