それでもいいの君が好き
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次の日、学校帰りの電車の中でスマホを開くとXから通知が届いていた。


見るとDMの通知だった。

ん?

DM?


るあの垢、鍵垢だしるとくんの専垢だから今まで誰からもDMなんて来なかったのに

「ってるとくん!?」

思わず大きな声出しちゃった。


まわりにごめんなさいって謝ってもう一度画面を見る。


えっえっ、待って…!

なんでるとくんからDM来てるの!?


一回深呼吸して気持ちを落ち着かせよう。


ふぅ…はぁ…

ちょっとだけ落ち着いたかな?

よし、DM開こう。


タッと画面をタップしてDMを開く。


表示されたのは

『突然DMしてごめんね?』

『めるとだよ〜るあちゃんいつもアイテムくれるしポストも毎日してくれるし専垢作ってくれてるでしょ?』

『だからお礼の気持ちも込めてDM送ろうかなって』

という文章。


えっうれしい…!

るとくんからるあにDMくれるなんて…!


るとくん『DMしてもいいけどあんまり返信はしないよ』って配信でも言ってたからほんとにびっくりした。


実際に今までもDMの返信くることも数えるくらいしかなかったし、るとくんからDMがくるなんて思ってもみなかった。


『るとくんDM嬉しいよ〜(՞ ܸ. .ܸ՞)”
お礼とかいいのに…!るあはるとくん大好きだからアイテム送ってるだけなんだよ?』

『でもほんとに嬉しいからほんとにありがとう‪🫶🫶』

文字を打つ手が少し震えてしまう。

でも、返信しながら思わずにこにこしちゃうのを止められない。


電車に乗っているしばらくの間、るあは周りの人に気づかれないように幸せに浸っていた。

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